HSPのお話 他者と比べて自己を知る

この世の全ての人間は同じ人間はいません。

それって当たり前のことですよね。

どんなに趣味や生活が合った友人でも、

他人とあなたは違います。

同じ血の繋った家族でさえ、性格や考え方は違うはずです。

 

なのにどうして我々は

自分と違う人を受けいることが難しいと感じているのでしょうか?

 

みんな違ってみんな良い。

そんな言葉ありますよね。

これはまさにそう。

そうでないと世の中が成り立たないのですから。

 

だからHSPさんは他人と比べようとしないで下さい。

あなたはそのままで素敵なんです。

 

私がこのことに気づいたのは、

前職勤めていた職場で自分とは真反対の上司と出会ったことがキッカケでした。

 

その上司は人の心にスッと入ることができる明るい人で、

いつも周りの人を元気にさせるようなオーラを放つ人でした。

スポーツマンで会社帰りには必ずジムへ行き、

休みの日は常に動いているそんなアグレッシブな方で

私にとってその上司は生きている世界が違いすぎる人でした。

 

その上司はとてもおしゃべりで、

HSPとは真反対にも関わらず、

不思議と私は好意的に思ったのですよね。

と言うか、こんな人がいるんだ!という衝撃の連続で楽しかったんです。

 

・家でじっとしているのが耐えられない。

・賑やかなお店が好き。逆に他にお客がいないと落ち着かない。

・刺激的なことが大好き。

 

などなど。

 

しかもその上司の手相を見る機会があったんですけど、

ハッキリクッキリした太い線しかない(笑)

しわくちゃの薄い線しかない私と真逆!(笑)

 

 

そんな上司の話を聞いて、私とはあまりにも違い過ぎて可笑しくて可笑しくて。

この世の中にここまで真反対の人間のいるのか!

 

上司は上司で

家でじっとして過ごす私の生態を聞いて、不思議そうにしておりました(笑)

 

ここまで違うと仕事にも影響でそうと思いますよね。

それが違うんです。

大観を見据えて大きく動くが得意な上司

細かいところを見つけるのが得意な私

(この頃事務員の仕事をしていました)

 

これが凸凹のピースをハマるように、

ピッタとお互いの苦手な部分を補強し合えていたんですよ!

 

これについては

本当に上司の方が人徳者で

私が細い指摘をする度に褒めてくださいまして、

おかげで本当に救われたました。

 

そんなわけで

この上司と出会ったことで、

私の中で何か悟りが降りました。

 

 

私は繊細のままでいいんだ!

どんな人間もこの世にそのままで存在していいんだ!

 

陰陽図のように私もこの世の中に必要で、

繊細な性格も

誰かの不得意の助けになることができるんだ。

むしろ私の繊細的な部分は実はすごい特技なんだ!

 

このことに気づいた時、

私の中でパァと霧が晴れたように

自分自身を素直に受け入れることができたんですよね。

 

 

これは今から数年前の話で、

その職場を退職した後で、

HSPのことを知って更に理解が深まりました。

 

繊細で、クヨクヨしがちで、優しいHSPさん。

あなたはそのままでいいんです。

 

私はこんなHSPの自分が愛おしく思います。